看護職のワーク・ライフ・バランス推進事業の歩み
開院以来、医療の質を向上させる努力を続けてきましたが、それに加えて、職員一人ひとりが誇りを持ち満足できる、働きやすい職場づくりを考えるために2011年度の山梨県看護協会(日本看護協会主催)の「看護職のワーク・ライフ・バランス(以下WLB)推進事業に参加しました。この事業に参加してスタッフ一人ひとりの思いや考えと、WLBの指標に基づいて調査した結果を真摯に受け止めて現状分析を行ないました。
その結果見えてきたことは、①時間外勤務の削減 ②有給休暇の取得率アップ ③看護ケアに時間が取れない状況の改善 ④教育プログラムの整備 ⑤院内外へのアピールです。それぞれの課題を具体的に実践するための検討サイクルは、「ワーキング会議での共有・検討⇒部署での共有・検討⇒看護部門会議での共有・検討⇒部署への周知」です。現場とワーキング会議と管理者・事務部門の認識統一が肝心だと考えます。また、働きやすい環境・定時で帰れる環境・お互いを気遣い助け合う環境づくりのため「お互いさま」風土の育成・醸成に努めています。主体的に部署で「お互いさま」の内容を明文化して休憩室に掲示し、積極的に助け合う風土に変化してきています。当院の理念である「熱意・信頼・可能性の追求」を目指して現場の声を第一に考え、働きやすい環境づくりは自分達のこととして今後も取り組んでいきます。


日本看護協会ニュース掲載記事
山梨県看護協会HP
「めざせ!WLB実現!!」でも当院の取組みが紹介されています。