医療法人慈光会 甲府城南病院

  • 文字サイズ

部門紹介

1病棟・2病棟・3病棟(医療療養病床 各58床)

 患者様の状態に応じたケアが提供できるように医師、医療ソーシャルワーカー、リハビリテーションスタッフとともに話し合いを行い、看護・介護計画やリハビリテーション計画を作成し、諸機能を維持しながら身の回りのお世話をしています。
 また、長期入院の患者様が多いので、敬老会や春のつどいなどを開いて少しでも安らぎや季節を感じていただけるよう努めています。

1C病棟(回復期リハビリテーション病床 50床)

 急性期治療を終えた患者様に対して、歩く・食べる・トイレ動作などのADL(日常生活動作)能力の向上による寝たきりの防止と、早期の自宅復帰・社会復帰を目指して集中的にリハビリテーションを行うための病床です。
 医師、リハビリテーションスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士とチームを組んで定期的にカンファレンスを開き、患者様一人ひとりにリハビリテーション総合実施計画書を作成して包括的なリハビリテーションを行っています。

2C病棟・3C病棟(急性期一般病床 2C:36床 3C:38床)

 2C病棟は脳神経外科と(胸部血管)外科の混合病棟です。脳神経外科では脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血などの脳卒中の治療を、外科では主にペースメーカー植え込み術などを行っています。
 3C病棟は循環器内科の病棟で、狭心症・心筋梗塞などの冠動脈疾患や、高血圧、不整脈、心不全、下肢動脈閉塞硬化症などの治療を行っています。
 急激に発症して命にかかわる疾患もあるので、24時間救急入院対応ができる万全の体制を取っています。看護師は緊急で入院された患者様やご家族の不安を軽減し、安心して治療が行えるように援助しています。
 また、病気による障害(後遺症)を最小限にとどめ、安静状態が長期に続くことによって起こる機能の低下(廃用症候群)を予防するためのリハビリテーションを急性期から積極的に行っています。

外来

 4診療科と特別外来の診察の補助として、救急外来(救急車からの患者受け入れと診療補助)、処置室での注射・処置業務、外来検査介助(MRI・CT・血管造影検査)、予約業務などを担っています。
 現在外来患者様は1日平均200名で、外来は患者様やご家族にとって当院医療チームとの最初の出会いの場となります。
 患者様が安心して医療・看護を受けることができるようスタッフ一同日々頑張っています。

手術室・中央材料室

 手術室・中央材料室は、脳外科・心臓血管外科・外科の手術を担当するだけではなく、病棟や治療で使用する医療器具の洗浄・滅菌や医療材料の提供も行っています。
 手術室は緊急手術にも対応できるように24時間体制を取っていて、患者様が安全に安心して手術を受けられるように万全を期しています。
 手術室の看護は、独自のスキルを要し、その専門性を発揮するために常に学習を重ねてスキルアップに努めています。

透析室(22床)

慢性腎臓病(CKD)とは

 腎臓の機能が正常の10%以下(e-GFR10.0)に低下すると、尿から老廃物や水分が適切に排泄されなくなり、尿毒症や水分過多による心不全等の症状が出現して生命に危険が及ぶ状態となることです。
 その際には腎臓の機能を代替する治療が必要になりますが、その治療を透析治療と呼びます。現在全国で33万人、山梨県でも2,300人の方々が慢性腎臓病で透析治療を受けています。

血液透析とは

 自身の腎臓の代わりにダイアライザーと言われる人工腎臓を介して、血液から老廃物や余分な水分を取り除く治療のことです。
 1回の治療で一般的に4~6時間、週3回の通院治療が必要となります。

甲府城南病院透析室について

 ベッド数は22床で、月・水・金曜日は午前・午後の2部、火・木・土曜日は午前の1部透析で実施しています。
 慢性腎臓病と関わりが深い心血管疾患(CVD)や心不全は、甲府城南病院が専門としている循環器疾患であり、慢性腎臓病の治療に合わせて、これらの合併症の予防や治療に力を入れています。また、脳血管疾患を発症した場合でも心血管疾患と同様に、血液透析を行いながら治療することが可能で、週1回開催している多職種による透析検討会において症例検討を行い、透析治療の迅速な改善に向けて日々努めています。
 さらに、治療を行いながら介護保険サービス等が必要になった場合には、併設の総合在宅支援センターひかりと連携してサービスの提供を行います。また、身体機能が低下して長期の療養や慢性期のリハビリテーションが必要になった場合には、療養病棟において入院しながら慢性腎臓病の治療を継続することが可能です。

 当院では最新の医療機器を導入しており、厳重な水質管理を行った清浄な透析液を使用しなければ実施できない、オンラインHDFで患者さんの負担を軽減したり、長時間透析やI-HDFなど患者さんの病態に合わせた治療を提供しています。また、合併症等で病棟透析が必要になった場合や、緊急で急性血液浄化が必要になった場合にも24時間体制で対応しています。

 シャントエコーやシャント拡張術による血液透析の生命線と言われるシャント管理はもちろん、看護スタッフによる定期的なフットケア、管理栄養士による栄養相談薬剤師による服薬相談、医療ソーシャルワーカーによる社会資源や日常生活、導入転院等の相談、透析運動リハビリテーションや心臓リハビリテーションなど、それぞれの分野のスペシャリストの協力も得ながら、活き活きとした日常生活と透析生活が送れるように甲府城南病院は透析患者さんを全力でサポートします。

患者送迎サービスについて

 甲府城南病院では、公共交通機関のご利用、ご家族の送迎の困難な患者様を対象に無料送迎サービスを行っております。お気軽にご相談ください。

透析の導入や転院等のご相談は循環器内科外来、地域連携室または透析室までご連絡下さい。
【甲府城南病院 透析室 電話 055(241)5811 内線 2171】