ケアワーカー(看護補助者)研修でベッドからストレッチャーへの移乗とストレッチャー移送を体験しました。

6月から始まった看護補助者やクラークを対象とした『ケアワーカー研修』は
11月現在で最後の実技研修を行っています。

今年度は、ベッドからストレッチャーへの移乗とストレッチャー移送を行いました。
リハビリスタッフの皆さんの全面的な協力をいただき開催できました。

リハビリスタッフの方からの講義とデモストレーションでは、
当院に入院される方の疾患や、特性である脳梗塞や脳出血の患者さんには
「体の傾き・バランスの低下・めまい・吐き気・嘔吐など」
が起こりやすいため、移乗や移送中のスピードの影響を受けやすいという講義が行われました。

<リハビリスタッフの講義を聞いているケアワーカーの皆さん>

<ベッドからスライドボードを使用してストレッチャーに移乗するデモストレーション>

<ストレッチャー移送>

<参加者の感想>
・自分が実際にストレッチャーに乗ってみて速度が速いと怖いと思ったので、 速度に気を付けたいと思った。

・廊下を曲がる時に、目が回ってしまったのでゆっくり声掛けをしながらすることが大事だと思った

・ストレッチャーへの移乗は機械浴の物とは違ったが、基本的な移乗の方法として 理解することができた。

【速度の豆知識】

10Mの移動時間(秒) 想定した内容
普通歩行の半分の速さ 15.6 患者さんを車椅子に乗せて搬送する
ゆっくり歩く速さ 12.2 患者さんと会話しながら歩く
普通歩行の速さ 8.6 廊下を普通に歩く
早歩きから小走りの速さ 6.1 急いで病棟に行く

*ストレッチャー移送や車椅子搬送の理想的な速度は
「普通歩行の半分の速さ」~「ゆっくり歩く速さ」になります。

 

とても有意義な研修会となりました。
今回学んだことを今後患者さんのケアに反映できるようにしたいと思います。

リハビリスタッフの皆さんありがとうございました。